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四季折々の写真・俳句集

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写真と俳句で綴る日々の記録

老鶯と新緑まぶしき円覚寺

 毎年4月29日は、鎌倉円覚寺・帰源院で開催の漱石の会に
鎌倉の友人と参加します。12月の漱石忌も欠かさずに参加、
新緑と紅葉の円覚寺への参内がとても楽しみなのです。
 少し早く着いたので、境内を奥まで散策しました。北条
時宗公の墓所までと思いましたが、山道を少しきつく感じたので
またの機会に譲りました。時宗は学問好きの方で、稱名寺に
金沢文庫を建てられた方と記憶しているのですが、友人も私も
横浜・金沢文庫育ちですから、確かめようと思いつつ忘れて
しまいました。境内には本堂のほかにいくつもの塔頭があり、
苔むした庭や石仏、裏山にやぐらもあってもっと歩いてみたい。。
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 さて、今日の講演は、漱石を少し離れて神奈川近代文学館の
与謝野晶子展にちなみ歌人の東直子氏の和歌の楽しみ方でした。
ほぼ同年代に生まれた樋口一葉の和歌と晶子の和歌との対比を
面白く思いました。晶子の瑞々しい感性・才能を見い出した鉄幹
との暮らし、情熱的な和歌の数々。
 論者は昭和・平成と時代感覚の変遷を示しながら,和歌を詠む
楽しみを語って下さったのだが、私は只々晶子の才能の豊かさに
引き付けられたのでありました。
 お昼のお弁当はいつも、お心尽くしのちらし寿司、鶯の声、
新緑の美しいお庭でいただくのが楽しみです。
 午後は、漱石の熊本旧制五高時代の教え子、寺田寅彦について。
終生の交わりの中に、影響しあった事柄やエピソードが楽しい
語り口であった。物理学者としての研究の中に椿の落花の不思議
があった。俳句の世界の不思議を、物理学の世界で楽しむ姿勢が
面白い、現在の理化学研究所の初代所長を務められた方であった。
文学と物理、二刀流の生き方を楽しみ、漱石の作品にも影響を
与えられたことはよく知られています。
講演は、早稲田大学の物理学者・小山慶太氏でした。

by aki1933 | 2018-05-02 10:42 | Comments(0)