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四季折々の写真・俳句集

aki1933.exblog.jp

写真と俳句で綴る日々の記録

田面に甲斐駒映り夏近し

 夏風邪がいつまでも抜けずに、横になって過ごしている
日々にうんざりしていたのだが、今日届いた一冊の冊子に
元気を得た。青淵8月号俳壇に上掲の句を採っていただき
選者講評まで添えてある。5月の八ヶ岳の山荘で詠んだ句。
冠雪の甲斐駒ケ岳が田の面に映り込んで輝いていた様を句
にしたものです。毎月3句を青淵俳壇に投句しています。
   いきいきと諏訪大社にも遅き春
   青空や百花繚乱諏訪の春
<選者講評>
   南アルプスの甲斐駒ケ岳は、山岳信仰によって
   開かれた古い歴史がある。降った雨が山全体の
   花崗岩で濾過され、麓に湧き出る。その名水が
   田に引かれて稲を育てるのである。田に水を与
   えた甲斐駒は、自身の姿を田に映す。夏がすぐ
   そこに来ている風趣を悠然と描いた。
 この時家族やYMCAの友人たちが、大勢山荘に集まり
ピザパーティーに興じていたので、写真撮影のタイム
リミットを失いよい写真が撮れなかったのです。山の
写真は中々難しいですね。でも山の団十郎と呼ばれる
甲斐駒ケ岳の神々しい山の雄姿は、しっかり目に焼き
付いています。
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<青淵その二>
 青淵(渋沢栄一記念財団発行誌)は亡夫が長年愛読し
俳句欄への投句を続けていたので、没後私も投句を始め
ました。八月には、原爆随想に夫の中学時代の友人作家
の寄稿を読ませていただいておりました。
 昨年の8月号でジャ-ナリストSさんのお書きになられた
文中の人物がたまたま私の父の従弟にあたる方でした。
感違いの部分を気付いていただくために、パソコンで検索
した資料と、子息が中国新聞の編集局長をされた方ですと
青淵編集部気付でお手紙をお書きしました。戦後2年目に
音楽会を聴かれたとの記述はあり得ない話でしたから。
 一年が巡り今年の8月号Sさんは広島を訪ね見事な追悼文
を寄稿してくださいました。私の手紙に茫然となさった由、
わが親族の誇りであった芸大出のヴァイオリニストO氏が
原爆後遺症のため若くして亡くなられたことの前後を
しっかりと記述して下さったのです。
 戦争が激化し東京から広島に疎開、女学校の音楽教師の職
を得て暮らし始めた矢先でした。焼けて行く我が家から唯一
持ち出されたヴァイオリンは当時小学5年生だった息子Sさん、
父は恩師家族の消息を訪ねて市内を歩きまわり、被爆後遺症の
ため命を失ってしまわれたのです。
S様、追悼文、本当に有難うございました。

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by aki1933 | 2017-07-28 13:06 | Comments(0)