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四季折々の写真・俳句集

aki1933.exblog.jp

写真と俳句で綴る日々の記録

故郷へ帰心矢のごと秋嵐

 一月延しの広島への帰郷の日、早朝四時に目覚めて
しまい、テレビのスイッチを入れて驚いた。台風18号の
もたらした想像を絶する大雨が、関東平野を襲い、利根川
水系の鬼怒川に緊急事態が生じ、多数の家々に浸水警告
と緊急避難指令が出されているというのだ。
 全国の天気図によれば、広島地方は晴れマークがあり、
とりあえずほっとするものの、被災された方々のことを
思うと、呑気にブログを入力する気にはなれない。
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 この度の帰郷は、夫七回忌法要前の広島墓参である。
「故郷は遠きにありて思うもの・・・」と室生犀星は詠じて
いますが、私の場合は違う。夫の弟や義妹宅を訪ねる、
甥達が墓所への案内を引き受けてくれている。新しい
家族が増えて賑やかな家庭を訪問できるのも嬉しいこと
でした。
 同行してくれる次男にも、広島をしっかり感じてほしい。
まず初日は、新幹線で到着後すぐにマツダスタジアムへ
直行し、中日対広島戦の切符を入手したのでありました。
席が3塁側なのが、気に入りませんでしたが、こちら側も
広島ファンですっかり埋め尽くされておりましたよ。

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 翌早朝、百米道路際のホテルから、平和大橋を渡り、
慰霊碑参拝後、被爆者の慰霊塔に参拝し、原爆資料館
を見学しました。特別被爆者の名簿を検索して登録済の
亡夫の名前を呼び出して写真と被爆に向き合った人生の
記録を改めて確認しました。
 旧制広島高校出身の丹下健三氏設計の平和公園は
素晴らしい!といつ来てもそう思う。廃虚の街と化した
街に100米道路をつくり、平和大橋と相生橋に囲まれた
爆心地が緑豊かな平和公園になっている。当時70年間
草木も生えないだろうといわれた廃虚の街がである。
 資料館。慰霊碑から原爆ドームを望むように引かれた
一本の線の素晴らしさ、憲法9条が制定された頃の日本
が目指していた時代を懐かしく想う。
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 市内を走る路面電車に乗り宮島へ、厳島神社参拝。
安芸郡府中町の墓所への参拝も滞りなく済ませ、台風
一過、爽やかな故郷の風を感じての旅を終えました。
 (平安後期頃、平清盛らにより建立されたとされる
厳島神社は多くの謎に包まれている。海上に浮かぶ
大鳥居や神殿は美しさだけでなく、見事な建築技法の
粋である。世界遺産の建造物、今回は干潮時で少し
残念であった。)

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by aki1933 | 2015-09-17 17:06 | Comments(0)