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四季折々の写真・俳句集

aki1933.exblog.jp

写真と俳句で綴る日々の記録 ~ 発達障害児と共に ~

終戦の日を語り継ぐ夏とせり

 涼しい山の家から帰京、墓参を済ませ、いつもの仕事に
戻った家族。暑い筈の東京は一日雨模様ですっきりせず、
私は若い人たちから聞いたアニメ映画「この世界の片隅で」
を見に行くことにしました。八月は、あの理不尽な戦争を
語り継ぐ月にしたいと思うからです。
 広島で育ち、呉に嫁いだ北条すずの戦時下の日常生活が
アニメで描かれた作品ですが、戦争が家族を不幸にして
しまう物語と広島弁を懐かしく感じながら見ました。
アメリカでもテレビ放映されたとのことでした。
機銃掃射で右手を失ったすずは、復員した夫に支えられて
生きていきます、幼い命を亡くした姪の晴美ちゃんの身代り
に幼い戦災孤児を育てていくところで、物語は終わります。
 私は呉の街が広島より先に焼けたことを知らなかった。
江田島の海軍兵学校の官舎へ叔父を訪ねる時に宇品からの
船は厚い幕が下ろされ、軍港呉は秘密にされていた。何も
知らされずに国民は、学童疎開、建物疎開と翻弄され日常
の生活が破壊されるのに、ひたすら耐えていたのです。私の
忘れていたことをアニメ映画は、懐かしい郷愁のごとく映し
ておりましたが、これであの時代が伝わるのでしょうか?
滲んだ涙は、収まりそうもありませんでした。
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by aki1933 | 2017-08-14 20:45 | Trackback | Comments(1)
Commented by at 2017-08-26 10:11 x
akiさんの考え、ぜひ実行なさってください。
私は小さくてほとんど知らないのですが兄が戦争に駆り出されて経験したことをいろいろ教えてもらっています。
忘れない様心します。